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うわごと
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 彼女との出会いは家の中。

お台所のお米袋が揺れている。
またネズミか(そんなに出ない!)
どうしてくれよう。と、そおっとのぞくと目が合った。
あわてて逃げるわけでない、ゆっくりと家から出て行った。
真っ白い、青い目をしたニャンコだった。
泥棒(未遂)しているくせになんと気品のただよう奴なのだ
と変なリスペクトをしたものだ。

今年はめずらしく雪が積もった。そしていつもどおり寒い!
夜勤の仕事を終え(決してバイトではないっ人間修行...うんそうだ。続く)
いつもは目の覚めることは決してない早朝に犬の散歩に行く。
冬の早朝、いつもの川沿いの散歩道はとてもきれいだ...真っ白で

川からゆげ?が立ちのぼり、夜が明けはじめるかどうかの
薄暗さから明るく変わるあたりがとても好き。
決して起きることのない早朝だけど、田舎を出て大都会東京で一年間だが新聞を
くばって予備校に通っていた。
とっても濃い一年だった。いろんな想い、そのイメージが夜明けに集約されているのかな。

さてニャンコ。
その寒く、美しい景色の中草むらに丸まっていてこっちを威嚇する。
刺激をしないように、そのたくましさに感心しながら通り過ぎる。
度々出会いを重ねながら、その日が突然きてしまった...
どうしようもない無力を感じた日。
そんな時いつも気高く、力強く威嚇する彼女がその日は
弱々しく『近寄らないでっ でもなにか食べ物持って来なさいよ!』と
命令するように言った。下僕気質の私はすぐさま犬のシシオのご飯をもって行った。
お気に召すかどうかわかりませんがどうぞお食べになって下さいませ。
彼女は(たぶん♀)怒りながら近寄り食べ、怒りながらごちそうさまをした。
こんどはあたたかいお家を用意しなさいよ。 とまた怒りながら言うので
すぐさま段ボールで少しおしゃれなお家を用意した。
また怒りながら入ってくれた。

なにをするにも怒って(威嚇)いた彼女だが、今では犬の背中に
乗せてもお怒りにはならない。
野で生きていくには、そうならざるおえなかったのだろう。

今までは生き物の世話をするという自信がなかった。
責任を背負う勇気がなかった。覚悟がなかった。
津波でもっていかれたふるさとの多くの命、背負う。背負える器ではない...
出来ることではない...けれど
思い込むことは出来る。
それを力に変えることができる。
そう信じている。

こんどは家に(母屋)に入れなさいよ と言っている。
怒ってはないけど
甘えたように 言っている。
どうしようかと悩んでいるが
時間の問題だと誰かが言っている。







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おいちゃん
おいちゃん
久しぶりだね。地震以来ずっとおいちゃんのこと気になっていて、なんとか連絡取りたかった。検索したらブログを見つけた。何か力になれる事があったら言って!何が出きるのかわからないけど、東北出身の友達は数えるくらいしかいない。おいちゃんのご家族、友達、みんなを応援したい。おお、おいちゃんや。
まちゃ 2011/03/28(Mon)16:28:06 編集
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